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都道府県から廃墟や珍スポットなど、日本各地の奇妙なモノを検索!


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終末文化品評会
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ロシア発で世界初!「マトリョーシカ」の本

2013年08月 | CATEGORY : book | COMMENT(1)

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『ロシアのマトリョーシカ』
スヴェトラーナ・ゴロジャーニナ/著
有信優子/訳

ロシア人による世界初のマトリョーシカ図鑑が、
ある日出勤すると、デスクの上に置いてありました。

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『廃色ノ残照』ZIT-agency

2012年05月 | CATEGORY : book | COMMENT(0)

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路傍に放置された廃車を記録し続けるウェブサイト
「叢荘8148号室?草ヒロ展示室」が、
満を持してリリースした、完全限定生産の豪華本。
廃車には興味がなかったけど、
本書が素晴らしい内容であることは予測がついた。
それは、ウェブサイトの管理をしているタチ氏の、
本や活字に対する偏執狂的な愛情を、
個人的に知っているからだ。

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『軍艦島 眠りのなかの覚醒』雑賀雄二(淡交社)

2011年07月 | CATEGORY : book | COMMENT(1)

著者は、1974年1月10日端島に初上陸し
端島炭鉱が閉鎖される前の数ヶ月間、
島に通い、写真を撮り、島民と話をした。
キャプションではなく、読みごたえのある文章がよかった。

感傷から遠いところで、けれど島の人間の目で書かれた
貴重な記録だ。
一人、また一人と、島を出て行く家族を見送る姿が
目に浮かんでくるようだった。

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『畸人さんといっしょ』畸人研究学会(青弓社)

2011年07月 | CATEGORY : book | COMMENT(1)

あなたは畸人研究学会をご存知だろうか~
まだ出会っていなければ、本書を読んだ方がいい。
(知らないという人は、取り急ぎHPで彼らの研究をチェックしてほしい。)

ただ、電車の中ではカバーをかけて読むべきである。
本書はごらんのとおり、表紙のインパクトもかなり強く
世間の目が突き刺さるであろう。

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『学術小説 外骨という人がいた! 』赤瀬川原平(筑摩書房)

2011年07月 | CATEGORY : book | COMMENT(0)

知っていますか~
外骨という人がいたことを。

明治時代の孤高のジャーナリストです。
彼のおもな特徴は三つです。
とても、過激で不正に対して攻撃の手をゆるめない。
そして、しつこい。
ゆえに、当局から睨まれ、よく捕まる。

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『郵便配達夫シュヴァルの理想宮』岡谷公二(作品社)

2011年07月 | CATEGORY : book | COMMENT(2)


  
フランスの南東部にあるオートリーブという小さな村に
すごい宮殿があるのをご存知でしょうか。
空想癖の強い郵便配達夫が
勤務中に見つけた変わった形の石を集めて
夜な夜な作り上げた理想宮で
100年以上も昔の1870年頃のものです。

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『考現学入門』今和次郎・著 藤森照信・編(筑摩書房)

2011年06月 | CATEGORY : book | COMMENT(2)

赤瀬川原平氏ら路上観察学会の面々がリスペクトしている、
考現学の創始者、今和次郎の著作の中で
一番手に入りやすく、入門者でも読みやすいのが、この本です。
藤森照信氏が編集されているので
建築や、路上観察がお好きな方にお薦めです。

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『パラノイア創造史』荒俣宏(筑摩書房)

2011年06月 | CATEGORY : book | COMMENT(2)

水星文庫ってご存知ですか~
1980年代中頃に、筑摩書房から出版されていたシリーズで
『ある迷宮物語』 種村 季弘
『映画はもうすぐ百歳になる』 四方田 犬彦
『闇にひとつ炬火あり』 池内紀
『今やアクションあるのみ!』 赤瀬川源平

等々、豪華な執筆人と面白そうなタイトルで
一世を風靡したんじゃないか、と想像しています。(よく知らないけど)
どうですか? おもしろそうでしょう。

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小林伸一郎氏、新作『島波 瀬戸内景』出ました!

2011年02月 | CATEGORY : book | COMMENT(1)

~


帯のコピーがいきなり、いいですよ。
「尾道から始まった瀬戸内の旅」です。
いい具合に寂れた街角がたくさん出てくる、
小林伸一郎氏の瀬戸内地域の写真集が発売されました。

路地裏のスナック街、色褪せた原色の壁絵、
朽ちた桟橋や銭湯の番台、
以前八画文化会館でもイル・カポネ氏によって報告された梶山時計店など、
私たちの大好きな終末物件が芸術に昇華されています。

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『つぶやき岩の秘密』NHK少年ドラマシリーズ

2010年07月 | CATEGORY : cinema | COMMENT(6)


 

神保町にあるジャニス
というマニアックなレンタル店で、
とても素晴らしいドラマを借りたので紹介します。

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『酷道を走る』鹿取茂雄(彩図社)

2010年07月 | CATEGORY : book | COMMENT(0)

TEAM酷道』管理人よごれん氏の著書である。

本書は、決して酷道の研究本というわけではないので注意が必要だ。
「酷道は、私にとって旅を楽しくさせるための手段であって、
目的ではなかった」
と鹿取氏が自ら書いているとおり、
酷道を走ることを趣味としている著者が、11本の酷道について、
旅に出る準備から、途中の寄り道まで含めて書いた、紀行文である。

本文ページの欄外には、注釈が設けられているが、
マニアが求めるディープな酷道情報は、ほとんど書かれていない。
基本的な道路情報に紛れて書かれている、
謎めいた欄外メモを拾ってみると・・・

●柿ピー
コンビニのおにぎりと共に私の主食と化している。

●とらさん(趣味仲間)は、細かいことにはよく気づくが、
大きなことをよく見逃す。

●結果オーライ
ノープランな我々にとって、実に都合のいい言葉だ。

●根回し
主にカミさんのご機嫌とりに終始する。
酷道に行くための、最初の険しい道のりだ。

などという、酷道とかけ離れたメモがちょこちょこ書かれている。

私は、このような実用性は全くないけど、
「何か分からんけど楽しそうだなあ」という部分が面白かった。
面白かったし、深く共感をおぼえた。

本書では、酷道一本命かけてます、という熱いテンションではなく、
無目的に車を走らせたり、寄り道したり、途中で計画変更する等といった、
余計な事や無駄な事に誌面がおおく割かれている。
そこにこそ、酷道の旅の醍醐味があるからであろう。

酷道という、一般人が通らない道を走ることによって生じる、
ハプニングやアクシデントこそが「酷道を走る」ことの楽しみなのだ。

酷道に対する知識は大して増えないけれど、
大の大人が「酷道を走る」ことを楽しんでいる様子が、
気負うことなく伝わってきて好感が持てる。
何よりも「オレも旅に出よっかなあ」と冒険心にポッと火をつけてくれる。

その読後感が心地良い。(サカイ)

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