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ネタ満載のやりすぎテーマパーク廃墟「恵山モンテローザ」

2012年06月 | CATEGORY : レジャー系廃墟(遊園地・テーマパーク) | COMMENT(5)

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恵山モンテローザは1988年にオープンした
複合観光施設である。
典型的なバブル物件であり、
その外観を見ただけで、
多額の費用がかけられたことはあきらかである。



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計画では300億円を投入すると報じていたが、
実際にかけられたのは70億円だった。
それでも十分にすごい金額である。


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凱旋門のレプリカや、巨大な涅槃像(移転済み)、
天使の像や中華風のオブジェなど
統一性の無い装飾品が混在している。
すべてが金色、もしくは銀色で互いに存在を主張し合い、
何がなんだか分からない、悪趣味な空間となっている。


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過去に恵山の景観を壊すとして、
地元住民から訴えがあったようだが、
当然のことといえよう。
廃墟と化した今となっても、ノスタルジーの欠片も無く、
ただただ苦笑するばかりだ。


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敷地の一画には金閣寺を模した金龍閣があり、
当時は「幸福になる絵画」なるものが展示されていたらしい。
ネタ的要素が満載で、探索していても全く飽きない。


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世界一のビッグリゾートを掲げ、
世界一のログハウス村、
世界一の造波プール、
日本一の恵山城などが計画されていたという。

バブル崩壊後、廃墟化した物件を数多く見てきたが、
まさにその象徴ともいえる
スケールのデカいド派手な物件であった。


●恵山モンテローザ
北海道函館市/2007年5月/サカイ



コメント(5)

こいつぁすごいっスね。
企画段階の会議室で何人かは反対したと思うのですが押し切っちゃったんですね。
70億円を使って廃墟を建てるなんて究極のバブリー物件だなとおもいました。

くまお氏
  
声の大きなヤツが、会議室で圧倒したのかもしれません。
声も大きくて、ハートも大きいヤツじゃないと、
こんな無謀なことにチャレンジできないと思うのです。
そして日本社会も、寛容だったんですよね・・・。

サカイ館長

昔は今よりも、デカいチャレンジができた時代だったのですね。
声もハートも大きいヤツのその後が気になりますが、
金閣寺すごいですねww。

学生時代に函館に住んでおり、よく行きました。
(深夜に忍び込んで、警備員にこっぴどくしかられたことも・・・)
札幌に移転された、40m超の巨大涅槃像前の舞台でStreet
Fighter ?ごっこを楽しんだものでした。

●daibutsu_yesさんへ
 
 
札幌に移転されたあとの涅槃物、
たしかに前にストツー向きの
広大なスペースありますね!
昇竜拳を打つのに、あんなにふさわしい場所は
ないかもしれません(笑)

(イシカワ)

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