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さみしい風の吹く「くじら浜公園ゴーカート場」

2011年08月 | CATEGORY : 終末物件 | COMMENT(4)

こんにちは、イルです。


くじらの博物館があるくじら浜公園内にゴーカート場がありました。
 
 
 

看板が読みにくいです。
下に「クションバギーカー」と書かれています。
 
 
 

営業中と書いてありますが、客を含め誰もいません。
 
 
 

サーキットは広いですが、くじら浜公園の案内看板からは完全に無視されていました。
 
 
 

タイヤを並べてクッションにしてあります。
 
 
 

バギーカー5周700円です。
 
 
 

ゴーカート、ポケバイ、バギーが楽しめます。
上級、中級でも亀、毛虫扱いです。
厳しい世界です。
 
 
 

山下実男(ルビは最速の男)の記録はもう何年も破られていない。
 
 
 

文字の転がり方から遊び心が伝わってきます。
 
 
 

うごくよ
フランクな乗り物達です。
 
 
 

こちらは今はもう動きません。
くじらの博物館のすぐ横にあります。
 
 
 
●くじら浜公園ゴーカート場
和歌山県太地町/2008年2月/イル・カポネ
 
 
  

イル・カポネ氏の名著『やりすぎ廃墟音頭』も入った
廃墟ブックレットシリーズだよ!!

コメント(4)

これは凄い公園ですなあ。
パッと見、タイヤの不法投棄場にしか見えないし、
案内看板の文字には、愛情のカケラも見えないですね。
 
最速の男、山下実男氏の記念記録も、
足元に廃バッテリーで固定という、適当さ。
 
ゴーカート2周700円という値段設定もふくめ、
終末の極北物件だと感じました。

上級でも亀…ってよくみたら、左右で二段になってるじゃないですか。でも40秒以下は、存在自体が無いことにされてしまうみたいですね。

「たのしよ!」じゃなくて「うごくよ!」っていうのがイイデスネ。
ハードルを低くして期待感をコントロールし、お互いが傷つかない配慮が心憎いです。

●サカイさんへ
ここにいると、世界から、人が消え去った…とすら思えました。
誰もいなかったら多分、マイカーも勝手に乗り入れることができると思います。

●ポンチハンターさんへ
これは完全に凡ミスです。学習塾からやり直しです。
大学出るのに人の二倍かかったのもうなずけます。
アァ、恥ずかしい。
バギーカーで走ってどこかに行ってしまいたいです。
今なら山下実男氏に勝てる気がします。

●くまおさんへ
またがって100円を入れると、とても切ない空間へ誘う動きをしてくれそうです。
右側の100円の「00」だけ縁取りの書体でないのが気持ち悪いです。
撮影から3年半たった今でもまだ「うごくよ」状態だとうれしいです。

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