第3区画は、それぞれ建物が独立していました。
もはや、一介の廃墟マニアでは、王子製紙時代の名残を見つけ出すことは、限りなく不可能に近いと痛感しました。
折れた通路に黄色い花が咲いていました。
どこかの建物の内部。本当に製紙工場なのか?
まったく違う用途に転用されたのだろうか?
パイプがぎっしり並んでいる。
はじめ見たとき、竹竿かな?と思ったよ。
第3区画の周辺の建物。
ここらへんで、現地のおばさんに話しかけられました。
ロシア語ができないので、困惑させてしまったのですが、
ロシアのおばさんは終始ニコニコしていました。
無限に廃墟が点在しているのだろうか...。
敷地の境界線が明確ではないから、
どこまでが旧王子製紙だったのか定かではない。
街角を野良犬のようにウロウロしていたら、
工場のプレートを発見しましたが、現地の言葉がわからないので、
何が書いてあるか理解できません。本当に野良犬になった気分。
手当たり次第、廃墟と思われる建物におじゃまして、
写真撮影していたのです。
確か、この部屋だったと思います。
この部屋から続いて次の部屋のドアをパーンと開けたところ、
数人のロシアのおばさんが、手作業の手をとめて、
いっせいに僕の方を見つめてくるではありませんか...。
どうやら皆さん、使われなくなった建物を活用して、
内職をしていたようです。本当ビビりましたねえ。
廃墟に人がいるだけでビックリするのに、
言葉が通じないとなると...冷や汗もんですよねえ。
必殺「笑顔は共通言語作戦」で、
無事ピースフルに逃げ去ることができました。
ペンキの塗り方が雑だったようです。
ロッカー。(コステロもロッカー)
この建物の左側で、内職するロシアのおばさんたちに会ったと推測されます。
もはや、きりがありません。次々と廃墟が出現します。
建物は、煉瓦、軟石、コンクリ、木、と様々な素材が使用されていました。
こちらも素材がハイブリット状態。
敷地内をアチコチ歩いてたら、元に戻ってきました。
遺構が数多く残っています。
私の手には負えません。
これは、川沿いにある建物。事務所だったのかな?
見事に骨組みだけになっていました。
いよいよ次回で最後です。
●日本人絹パルプ敷香工場(王子製紙敷香工場)
ロシア・サハリン州ポロナイスク/2007年8月/サカイ
廃墟なのか、産業遺産なのか。
面白そうだよ。
コメント(5)
うがー
いいなーサハリン行きたいなー遠いなー^^;
廃墟で内職・・確かにビビリますね。
僕も無人島だと思ってたとこにおばさん数人がいて
「お前なにしにきたんだ」ってな顔で見られたときは気まずかったです。
ヨウスケさま
コメントありがとうございます!!
マジでサハリン、イイ廃墟がいっぱいあるから、
ヨウスケさまのような、写真の上手な人には、
被写体としてうってつけな場所だと思います。
廃墟内で他人と遭遇は、ツラいっすよね?。
私の経験ではないのですが、
私の友人で、廃墟でグースカ寝ている浮浪者を
あやまって踏んづけた猛者がいます。。
くれぐれも探索には気をつけたいものですよね。
ここ、マジで行きたくなりました。
>無限に廃墟が点在しているのだろうか…。
もはや、きりがありません。次々と廃墟が出現します。
遺構が数多く残っています。
私の手には負えません。
この言葉にキュン死しそうでした。
圧倒的スケールに包囲されたら
廃墟始めた頃の感覚を思い出せるのも分かる気がしました。
実際に行って圧倒されたいです。
皆で行きましょう!
俺は金が無いので連れてってください!
くまおさん
こうなりゃ、いつか行きましょう!
大廃墟楽団として、海外ツアー組みましょう!
今から、おこづかい貯めようよ!
マツピンさん
大富豪疑惑のあるマツピン氏のポケットマネーで、
行こうと画策しているので、スポンサーになってください。
でも、本当にいつかみんなで行きたいなあ!
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