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日本人絹パルプ敷香工場(王子製紙敷香工場) 第4回

2010年11月 | CATEGORY : 産業遺産大(炭鉱・鉱山・工場) | COMMENT(5)

第3区画は、それぞれ建物が独立していました。
もはや、一介の廃墟マニアでは、王子製紙時代の名残を見つけ出すことは、限りなく不可能に近いと痛感しました。

   


折れた通路に黄色い花が咲いていました。

     

どこかの建物の内部。本当に製紙工場なのか?
まったく違う用途に転用されたのだろうか?

  

パイプがぎっしり並んでいる。
はじめ見たとき、竹竿かな?と思ったよ。

  

第3区画の周辺の建物。
ここらへんで、現地のおばさんに話しかけられました。
ロシア語ができないので、困惑させてしまったのですが、
ロシアのおばさんは終始ニコニコしていました。

   

無限に廃墟が点在しているのだろうか...。
敷地の境界線が明確ではないから、
どこまでが旧王子製紙だったのか定かではない。

  

街角を野良犬のようにウロウロしていたら、
工場のプレートを発見しましたが、現地の言葉がわからないので、
何が書いてあるか理解できません。本当に野良犬になった気分。
  
  

手当たり次第、廃墟と思われる建物におじゃまして、
写真撮影していたのです。
確か、この部屋だったと思います。

この部屋から続いて次の部屋のドアをパーンと開けたところ、
数人のロシアのおばさんが、手作業の手をとめて、
いっせいに僕の方を見つめてくるではありませんか...。

どうやら皆さん、使われなくなった建物を活用して、
内職をしていたようです。本当ビビりましたねえ。

廃墟に人がいるだけでビックリするのに、
言葉が通じないとなると...冷や汗もんですよねえ。

必殺「笑顔は共通言語作戦」で、
無事ピースフルに逃げ去ることができました。
  

ペンキの塗り方が雑だったようです。

   

ロッカー。(コステロもロッカー)

   

この建物の左側で、内職するロシアのおばさんたちに会ったと推測されます。

  

もはや、きりがありません。次々と廃墟が出現します。

  

建物は、煉瓦、軟石、コンクリ、木、と様々な素材が使用されていました。

   

こちらも素材がハイブリット状態。

   

敷地内をアチコチ歩いてたら、元に戻ってきました。

   

遺構が数多く残っています。
私の手には負えません。

   

これは、川沿いにある建物。事務所だったのかな?
見事に骨組みだけになっていました。
いよいよ次回で最後です。

   

   

●日本人絹パルプ敷香工場(王子製紙敷香工場)
ロシア・サハリン州ポロナイスク/2007年8月/サカイ
 
 
 

廃墟なのか、産業遺産なのか。
 
 

面白そうだよ。

コメント(5)

うがー
いいなーサハリン行きたいなー遠いなー^^;

廃墟で内職・・確かにビビリますね。
僕も無人島だと思ってたとこにおばさん数人がいて
「お前なにしにきたんだ」ってな顔で見られたときは気まずかったです。

ヨウスケさま
コメントありがとうございます!!

マジでサハリン、イイ廃墟がいっぱいあるから、
ヨウスケさまのような、写真の上手な人には、
被写体としてうってつけな場所だと思います。

廃墟内で他人と遭遇は、ツラいっすよね?。
私の経験ではないのですが、
私の友人で、廃墟でグースカ寝ている浮浪者を
あやまって踏んづけた猛者がいます。。

くれぐれも探索には気をつけたいものですよね。

ここ、マジで行きたくなりました。

>無限に廃墟が点在しているのだろうか…。
 もはや、きりがありません。次々と廃墟が出現します。
 遺構が数多く残っています。
 私の手には負えません。

この言葉にキュン死しそうでした。

圧倒的スケールに包囲されたら
廃墟始めた頃の感覚を思い出せるのも分かる気がしました。
実際に行って圧倒されたいです。
皆で行きましょう!
俺は金が無いので連れてってください!

くまおさん

こうなりゃ、いつか行きましょう!
大廃墟楽団として、海外ツアー組みましょう!
今から、おこづかい貯めようよ!


マツピンさん
大富豪疑惑のあるマツピン氏のポケットマネーで、
行こうと画策しているので、スポンサーになってください。
でも、本当にいつかみんなで行きたいなあ!

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