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リニューアルオープン決定!!
「蒲郡ファンタジー館」は「竹島ファンタジー館」として再オープンします!
緊急追悼特集!!「蒲郡ファンタジー館」第4回

2010年10月 | CATEGORY : B級スポット | COMMENT(3)

   

大型珍スポットの楽しみの1つに、関連施設を訪問することがある。
珍スポットに売店や食堂などが併設されている場合、
そこには、メインスポットで展示しきれなかった
レアアイテムが、さりげなく置いてあるケースがあるのだ。

  

また、珍スポットを単なる「スポット」ではなく、
もっとスケールの大きな珍「ワールド」に変貌させるうえでも、
関連施設を、珍化させる必要がある。
そのようにして、外界とはまったく違う、独自の異世界が作り上げられてゆくのだ。

  

蒲郡ファンタジー館は、単なる珍スポットの域を脱して、
珍ワールド作りにおいても積極的に展開をはかり、
周辺施設を含めた「貝殻宇宙」を作り上げることに成功していた。
今回の記事では、親玉施設である「蒲郡ファンタジー館」の
館内以外のサブ施設に注目した。
貝殻宇宙のスケールの大きさを感じてもらえたら幸いである。

   

蒲郡ファンタジー館のすぐ近くにある三河能楽教室。
まさか、能楽教室に貝殻がトッピングされているとは思わないだろう...

   

ところが。入ってすぐの壁が、この有様。

   

天井を見上げてみると...貝殻の大群。

   

巨大なランプシェードが、貝殻仕様になっていた。

  

能楽教室の奥に松のお飾りがある。
もしかするとアレも貝殻なのだろうか...

   

とても立派です。

   

やはり...貝殻族の創作物であった。天晴れである。

  

聖子からのお知らせ。「十萬閣」

(※注 十じゃなくて千じゃないかな。)

   

ファンタジー館の向かいにある建物、三河えびせんべいの館
ファンタジー館の順路に組み込まれている。

   

ビルボードやオリコンの如く、
えびせんべいの月間ランキングがある。
ランキング2位までのぼりつめた太郎は、実はせんべいではない。

   

謎の多い三河えびせんべいの館で、不思議テイスト満載の壁画を発見。

  

ゾウの横で顔をしかめているのはインド人だろうか?

  

これは、799年にインド人が三河に漂着し、
日本にはじめて綿の種子がもたらされたという、
歴史上のエピソードを表している。

もしかすると蒲郡ファンタジー館は、貝殻やえびせんべいだけに留まらず、
三河木綿をも施設のモチーフにしようとしていたのかもしれない。
その野心的な雑食ぶりに感心すると同時に、
その夢が、実現できないことに一抹の寂しさを覚えてしまう。

  
 
   
●蒲郡ファンタジー館周辺施設
(三河能楽教室、三河えびせんべいの館)
愛知県蒲郡市/2007年11月/サカイ(※注/イシカワ)
 
 

農文教から出ているこのシリーズ
地味ながらいい本が多いです。
お子さんとかに読んであげるといいです。

コメント(3)

追悼特集蒲郡ファンタジー館の最期を飾る
あまりにもマニアックな楽しみ方、
さすが東洋一乾杯の音頭がうまい
館長の実力発揮ですね。

あのタコみたいのの壁画が
もしかして世界第二位の貝の壁画でしょうか。

ゾウの目も、非常に穏やかです。
タイではゾウに踏まれて死ぬのは名誉らしいです。

(春吉)

三河えびせんべいの館はモチロン楽しみましたが、
その近くにも貝殻系の施設があるなんて、初めて知りました。

美しい洋風のランプシェードも、しっとりとした和風の松も、
みんな貝殻で作ってやろうじゃないか、貝殻で作れぬ物はない!という情熱が素敵です。

この三河能楽教室、通常は生徒にならなきゃ見学できませんよね?
貴重な写真&紹介文をありがとうございました。

はるきっちゃん

タイ人はゾウに踏まれると名誉だと?
本当かね?
あんましそういうことタイ人の前で言わないほうがいいと思うよ。そんなふうに思っていないタイ人もいるかもしれないからね。または、昔のタイ人はそう思ってたかもしれないけど、今のタイ人はゾウに踏まれたくないって思ってるかもしれないよ。

ちせんちゃん

コメントありがとう!!

三河能楽教室は、ファンタジー館の関係者の方が、
「そんなに熱心に写真を撮っているのなら、
別の建物にすごい貝殻があるから、見てくか?」
と、案内してくれました。

有料施設であるファンタジー館とは関係ない施設まで、
貝殻アートを展開してしまうってことは、
本当に、貝殻を使って立体物を創作することが
好きだったんでしょうね。

今にして思うことは、
これらの貝殻アート作品を、誰が作り上げたのか?
ってことです。

しっかり取材しておくんだったなあ!

松の木まで、貝殻で出来ていると気づいたときは、
さすがにビックリしました。

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