夜の国道19号を制限速度いっぱいで走っておりましたら、
私の視界に飛び込んできました。
闇に照らし出される強烈なメッセージ。
壁一面を埋め尽くす壮大なスケール。
70年代安保闘争を思わせる攻撃的な文字。
小学校時代の模造紙に書かれたようなレイアウト。
あれ~!?
変わってる!
前回紹介した「不景気に不満爆発な看板」から数日。
いったい金融素人さんに何が起きたというのでしょうか!?
この短期間に、怒りのボルテージは一気に急上昇。
「国の総理を選ぶのに 外国の人に投票権があって
ほとんどの日本人に無いって何?ふざけんな!!」
こんどは、外国人参政権問題に噛み付いたゾ!
外国の人という表現で、あえてガイジンという差別的要素を含む言い方をさけていることに、紳士的態度が、かいま見られます。
「国の」部分を付け足した感じが、たまりません。
「ほとんどの→」という正確性を高めるための付け足しも、ひと味効いています。
「超円高が襲う時 シカクなき方と シシツなき人の ヘタレ戦 早く手を打て!!」
「シカクなき方」の「方」という表現は、
一国の総理大臣への敬意でしょうか。あくまで紳士です。
「シシツなき人」というのは、やはり日銀でしょう。
その両者の「ヘタレ戦」なのです。おだやかじゃありません!
もうネコのことなんて、どっかいっちゃってるよ!
どこへ行きたいんだ!?金融素人さんは!?
続編を(期待せずに)待て!!
●不満爆発な看板・秋の陣
長野県塩尻市/2010年9月/遠藤文庫
amazonの画面の、この商品の説明は、
「参政権もくれないヒドイ日本からは出てさ、良い場所、祖国へ帰るとかさ。」
だった。金融素人さんが作っているのかもしれない。
コメント(1)
文ちゃんへ
金融素人さん、ネコの紹介があったから、
かろうじて自分の意見を道路に立てるという行為が許されていたのに、
もうどうでもよくなっちゃったんでしょうねー。
私も道端に転がっている「怒り」には、よく気をとられてしまいます。
友川かずきも「許すな!」と言っています。
私も許さないようにしようと思いました、総理と日銀を。
(春吉)
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