Web magazine

火災で煤けたラブホ廃墟「ウエス○○○ド」

2010年09月 | CATEGORY : エロ系廃墟(ラブホテル・ストリップ劇場) | COMMENT(3)

 

千葉県某所にあるラブホ廃墟。
火災によってダイナミックに倒壊し、汚された空間は、見るも無残な姿となっていた。
大半の客室は、悪魔が舌ずりしたように黒く煤けている。
焼け跡からは緑が育ち、水はけの悪い日陰では、巨大なキノコみたいなやつが繁殖していた。
ラブを失くした後の残骸ホテルは、至る所で廃墟美が狂おしく咲き乱れている。
好物件といえよう。

友人に案内してもらったのにも関わらず、
移動する車中で爆睡してしまったので、この廃墟が、
どんな立地のもとに建っていたのかよくわからない。
辺りは田舎っぽかったなあ、というくらいだ。

  

フロントの向こうは、焼け跡となった別世界が広がっている。
なぜこのフロントの内壁は、汚れなかったのだろう?
火にも意志があるのだろうか。

  

最も焼け跡のひどかった場所の2階。
木造部分が、備長炭みたいになっていたよ。

  

天井から、緑が救命ロープのように垂れ下っていた。
写真の上手な人だったら、もっとドラマチックに表現できただろう。
こういうとき残念だ、一眼レフなのに、山モードしか使えない私は。

  

毒キノコみたいなヤツが繁殖していた。
時々廃墟で見かけるのですが、こいつら一体何者なんでしょうか。
気味悪いので、一気にテンションが下がってしまいます。

  

人ではなく、火が舞い踊った後のベッド。
ラブホ特有の白々しさは、全て消し去られていた。

  

風呂場。みずいろのタイルがいい塩梅に汚され、悪魔の色みたいになっている。
私はたった今、みずいろを見直したところだ。

  

通路。ところどころ地面がぬかるんでいた。

  

客室から見える壁。適当な感じのイラストが書かれていた。

   

客室から見える壁パート2。
こちらもまた、肩の力が抜けた、いい塩梅のイラストが書かれておった。

  

人為的な破壊だったのだろうか。半野外と化した客室。
落書きなどの人の痕跡がない分、押し殺したような悪意を感じてしまう。

  

優しい風合いをしたパステルカラーのモノが、破壊され、汚された姿に、
深く感じ入ることが出来たら、汚れた大人になった証明です。

  

火の手から逃れた客室。
吹き抜けの豪華な部屋だったようだ。
今では、使われなくなった井戸の底のような、陰鬱とした空間となっていた。

  

センスがキラリと光る、壁紙。
こういう壁紙を発明した人も、こういう壁紙をラブホに選んだ人も、
きっと凄い人に違いない。
従ってここは、凄い人たちが作ったラブホだったようです。

 

●ウエス○○○ド
千葉県某所/2009年8月/丈平あんこ

 
  

 
amazonのレビューには
「腰がガクガクのお勧めアルバム」
と書いてあったよ。

コメント(3)

燃え盛ってしまったのですね。

LOVEがなくなると、きのこが生えるのですね。(春吉)

Vielen Dank für diese M?glichkeit, darüber zu reden, ich pers?nlich denke, stark über sie und ich Gartennutzung Gew?chshaus Strukturen dieses Thema zu machen. Wenn überhaupt m?glich, wenn Sie Daten zu gewinnen, kann

コメントをどうぞ

お名前
メールアドレス

Warning: readfile(side_right.html) [function.readfile]: failed to open stream: No such file or directory in /usr/home/aa123zgw2x/html/archive/webmagazine/000081.php on line 381