巨大なホテル廃墟で、かなり目立っている。
冬場はスキー客で賑わう土地であるため、
そのスキー客の利用を見込んで建てられたようだ。

山の斜面につくられているため、
エントランス部分に行くためには階段を登り、
さらに屋根が崩れたエスカレーターを上らなければならない。
かつては避暑地として夏場も観光客が訪れていたが、
近年はその数も随分と減少しているようだ。

温水プールを設置していたようだが、
特に大きくはなく、残留物もビート板が少しあるだけだった。
ホテルの外部が雪などに浸食されぼろぼろになっているのに対して、
内部はほとんど朽ちている部分はなかった。

しかしながら
サバイバルゲームのフィールドに利用されることもあるようで、
人為的破壊が見受けられる部分もあった。

国道沿いで人目に触れる機会が多いということもあり、
周辺住民から解体要望が出そうな物件である。

●ひるがの高原ホテル（ひるがのハイツホル）
岐阜県郡上市／2007年3月／丈平あんこ