今ひとつパッとしない「ローテク看板」コーナーです。
いっちょ、たのんます。
石川県金沢市のパン屋さんのショウウィンドウで見つけました。
ご覧のように、路面店の店先から外に向けて、
パンをこねております。
調理している姿が、視覚的に確認できると、食欲をそそられます。
料理の匂いが漂ってきたりすると、なおさらです。
しかしそこは残念ながら「ローテク看板」。
新鮮な素材も、鼻をくすぐる匂いもありません。
看板のモデルを務めるのは、極悪顔したおばあさん。
赤ずきんに出てくる、狼が変装した老婆のような、凄みある悪人面だ。
老婆は、この怪しげな袋を、人工呼吸の動作で、永遠に押し続けます。
...今回もまた、今まで紹介してきたローテク看板同様、
宣伝広告の役割が備わっていない看板だな...と思ってしまいそうです。
老婆を引っ込めて、売り場面積を大きくしたらいいのに...
とお節介をやいてしまいそになります。
しかし、です。一度、実際に動いている姿をご覧下さい。
このローファイな動きを見てみると、朴訥としていて温かみのある、
ハンドメイドなパン屋さんという、
宣伝すればするほどウソくさくなってしまいそうなメッセージを、
見事に伝えている...と、思えないでしょうか?
ね?丁寧に精魂込めて、手作りしている雰囲気でしょ?
蛇足ながら、29秒~35秒あたりの老婆を見て下さい。
マーダーのような冷めた目で、ガン見してきますので。
老婆の中身は、狼かも(ウソ)...
●パンをこねる老婆
石川県金沢市/2010年12月/サカイ
ローテクの最先端は実はハイテクよりずっとスゴイんです。
コメント(4)
この老婆の顔を見ていると業務上過失致死くらいの前科があっても不思議じゃないデスネ!
パン生地をこねる姿も注視していると段々猟奇的に見えてきます。
くまお氏
こんなおショボな記事にまで、コメントくれて
ありがとー!!!!!
ボクのイメージでは、くまお氏は、
この極悪おばあさんと真逆のホンワカした人物だと
思っていますが、違いますか!?
気づくのが遅かったですけど、一応質問されたみたいなのでお答えしておきます。
僕の中にはホンワカした人物とこの極悪おばあさんみたいな人物と2人分の人格が存在しています。
ケケケ
くまお氏
蚊とかクモが、部屋に紛れ込んできた場合、
窓をあけて追い出してあげる(ホンワカなとき)
殺虫剤でサッと殺してしまう(極悪なとき)
そのような二面性だと理解しました。
コメントをどうぞ