山口県を旅している時に見つけました。
巨大な球体を支えた少年がいました。
拷問の様子を石像化したのかと思いきや、違いました。
秋芳梨という西村正一さんが始めた、
梨の100周年記念の石像でした。
その名も、梨太郎。
桃太郎を意識したようなネーミングですが、
地元では、梨太郎こそがホンモノで、
桃太郎については、
「梨太郎をパクった挙句、鬼を退治したとか大ボラ吹くので困るわ、
そんなけしからんヤツ、なしだろう~」と、
さりげなく文末にダジャレを用いて、批判されているようです(ウソです)。
しかも、落下してきた梨をナイスキャッチしたようにも見える梨太郎のポーズからは、
リンゴが落下する様子を目撃したニュートンが、
万有引力の法則を発見した...というエピソードに、
擦り寄っている感じがしなくもありません。
桃太郎やニュートンより、知名度や社会貢献度の低い梨太郎ですが、
僕は、梨太郎が好きです。
なぜなら、果物のなかでメロンの次に梨が好きだからです。
さらばだ、梨太郎。
● ―梨太郎―
山口県、秋芳梨選果場の駐車場/2008年1月(初掲載)/サカイ
コメント(3)
梨太郎があったらりんご太郎とか柿太郎とかなんでもありですね。
私も梨好きです。
メロンもいちごもぶどうもなんでも好きです。
ください。
メロンより梨が好きです。
梨と子供の位置関係から察すると、
「いつの時代も梨の未来を支えるのは子供達」というメッセージを少しだけ感じさせます。
ところで「なしだろう」のシャレのくだりは面白かったです!!
●あさみん
なんでも好きですって、なんだよ(笑)
突然投げやりじゃないの。イヤなことでもあったの?
それとも梨太郎のせい? 果物全部あげるから機嫌直すんだよ。
●くまお氏
僕のイメージでは、てっきり梨とかじゃなく、
メロンとかいちごのように、フルーツパフェの中に入っている
果物の方が好きだと思っていましたよ、くまお氏。
確かに、子供を登場させるのが憎いですよね。
西村氏も、草葉の陰で、キョトンとしているに違いありません。
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