火災の覚知から約10分で現場に到着。
ビルとビルの間にある木造建物から激しく炎が噴出している。
繁華街中心部、それも商店街での火災とあって、
私が到着した後も続々と消防車両が駆け付けてきた。
　
　
　

燃え盛る建物の直近より、決死の消火活動。
ホースが1本、また1本と延長されて放水するも、
いっこうに火の勢いは衰えない。
　
　
　

ハシゴ車の準備が整い、上からの放水が始まった。
　
　
　

もう1台のハシゴ車も加わり、両サイドから放水。
水は綺麗なＸ字型を描き、対象建物の逆エンドを攻める。
すると、みるみる火勢が弱まっていった。
　
　
　

その間にも、地上部隊は着々と対象建物を包囲し、
少しずつ包囲を狭めてゆく。
　
　
　

出火から約30分後の様子。
木造2階建ての店舗など2棟を全焼、
1棟を半焼したが、これ以上の延焼は食い止められた。
鎮火までに4時間半を要する大火事になった。
　
　
　

気が付けば規制が張られていて、主要道路が通行止になっていた。
警察も集結しはじめたので、そろそろ引き上げ時だろう。
それにしても、不可解な火事だった。
四方をビルに囲まれた木造2階建ての建物が3棟。
それが全部焼けた。

出火当時、建物はいずれも無人だった。
また、出火したのは日曜日の早朝、
翌日は祝日という繁華街にとって最も都合のいいタイミング。
ついつい色んなことを勘ぐってしまうが、
出火原因は現在調査中である。
　
　
　

　
　
　
●朝の繁華街で火災発生！
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