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消えた「北海道秘宝館」禁断の内部写真を公開(前編)

2010年11月 | CATEGORY : B級スポット | COMMENT(4)

寂れたドライブインといった風情(2階のレストランは休業中)の北海道秘宝館。
風前の灯とも言われ、特に冬季は、予告なく休んでしまうこともある...と聞く。
福島、三重の次に閉館するのは北海道か!?などと噂される事もしばしば。
(※本当に閉鎖してしまいました。)
そんな北海道秘宝館の内部の魅力を3回に渡ってたっぷりと紹介します。


今回お見せするのは、北海道秘宝館の前半部分です。
北海道秘宝館の前半は、日本各地の性信仰や、
エロユニークな道祖神や観音様の紹介といった
民俗学的に興味深い展示と、
エロ民芸品や奇石といったアンティークかつ
レアなコレクションで展開されている。

それらは、アトラクションとしてのインパクトは弱く、大人しいと言わざるを得ない。
しかしながら、後半部で狂い咲く、
おびただしい数のアニマル剥製団の導入部として、
突如出現する5mもの白蛇、クジラの性器、馬の交尾剥製などは、
北海道秘宝館の全体のなかでも重要な役割を担っている、とも言えよう。
  
  
 

巨大な観音様が目印。エントランスにはゾウさんもいる。
外観においては、明確なコンセプトがなかったのかもしれない。
 
 
 

女陰をかたどった壁面から、真っ赤な自動ドアがオープン。
すると、青い空間に、ピーンと立った男性器が姿を現す。
パンチの効いた、演出だ。
 
 
 

邪教を思わせるような、宗教画のイラストが描かれている。
階段の両サイドには、「指の絵」がいっぱい。
 
 
 

女性の神様。右側はアシュラマンの姉。(多分)
両者ともに、白目を剥いているのが、気がかりだ。
 
 
 

階段を下りると、アミメニシキヘビを祀った白蛇神社が登場する。
チモール島の皆様の協力のもと、昭和53年に、ここに安置されたという。
とりあえず、ありがたいんだなあ、という程度の認識で充分だ。
 
 
 

くじらの性器。そして背後にはエロ壁画!
三重県の元祖国際秘宝館を思わせる展開。
 
 
 

道祖神のパネル。
実は、北海道秘宝館の前半部分は、このようなパネルなどを用いて、
性の信仰について紹介するという、真面目な展示品が多いのだ。
 
 
 

お行儀の悪い観音さま。
これまた日本各地の観音様や道祖神の像が数多く展示されている。
道民に、本土の不思議な性神を教えようとしているのかもしれない。
 
 
 

ここまでくると、ありがたいんだかなんだかわからない。
 
 
 

うーむ。意図不明な性神。ドープな世界が続く。
 
 
 

郷土民芸品や、四十八手の盃など、エロ骨董品コレクションの羅列。
その他にも奇石などのコレクションもあった。
 
 
 

下から覗き込むと...というイージーな仕掛けの人形。
正直、ここまでくると疲れてくる。
 
 
 

脈略なく出現する、巨大なチンチンを持つ馬の交尾剥製。
 
 
 

前半戦最後に現れる、水子供養のコーナー。
「気軽さ」を感じさせない、ディープかつシリアスな展開に、
私の体力と集中力は目減りしてゆく。「ここから早く抜け出したい...」。
・・・続きは中編にて!
 
 
 
 
●北海道秘宝館
札幌市南区/2007年5月(取材)10月(初掲載)/サカイ
 
 

全国の秘宝館、載ってます。

コメント(4)

画像を眺めているだけでお腹いっぱいになりました。

陳列物にはそれぞれ商売繁盛とか子孫繁栄とか謳っていますが、そういった御利益を超越するような何かを感じずにはいられません。
すみません、やっぱ嘘です。

こんばんは。
名前が2つあるので1人2役も考えてる僕です。
素敵ですね、北海道秘宝館。
向かって左上の看板が垂れ下がってて
半廃墟状態な外観に先ず入りたくなりました。
そして店内の色がカラフルで幻想的です。
でもやっぱり見所は展示物でしょうね・・。
続きが楽しみです。

くまおさま
コメントありがとうございます!!

展示品にインパクトがないからといって、
さもそれらの展示品には、ご利益があるんだぞ、
みたいな後付けの説明って、うさんくさいですよね。
だからこそのB級スポットなのでしょうけど・・・
少なくとも、商売繁盛はウソであったようです。
肝心の秘宝館が閉館してしまいました。

マツピン&タケピンさま

もはや外観を取り繕う余裕もないのか、
それとも、廃墟風味が気に入ったのか。
現役施設なのに、看板が取れかかっているという
高度な手法は、一般人においては、不安要素かもしれませんが、我々のような人間にとっては、ワクワク度がアップしますよね。
私は、そのようなスポットが大好きです!!!!

Danke für den Artikel! Allein das Schlendern Online in eine coole Sachen werde ich. Wie auch immer, zurück in der Schule arbeiten ...

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