さてさて、今年の下半期あたり、
女子高生を中心に大ブームが巻き起こると予測されるローテク看板。
やはり、日本一の歓楽街・歌舞伎町にもありました。
24時間釜めしが楽しめる「釜めし華」の店先です。
釜のフタが半開きになる、というだけのローな動きは、
まさにローテク看板の鏡と言ってもよいでしょう。
しかも釜は、重量があるわりには、見た目も動きも極端に地味。
「釜の下にある電光看板だけで十分アピールできるんじゃないか」
と早とちりしてしまいそうです。
私もそう思いました。
釜のフタが閉まったり半開きになったりすることによって、
人々の食欲はかきたてられるのだろうか?
「いっちょ、釜めしでも食おっか」となるのだろうか?
しかし、ローテク看板の表現者は、そんなこと百も承知でした。
私たちの不安を先回りした、謎の仕掛けを用意していたのです。
なんと釜の中から、札束が浮上してくるのです。
しかも、百万円冊の束。
これには、歌舞伎町を歩く人たちも無視できないに違いありません。
釜のなかに百万円の束。
「ほほう釜は景気がいいのう、景気づけにいっちょ、釜めしでも食うか!」
となること必至です。
カネと欲望が渦巻く歌舞伎町ならではの粋な仕掛け。
お見それしました。
●半開きする釜のフタ
東京都新宿区歌舞伎町/2010年8月/サカイ
※ローテク看板情報集めてます!!
あなたの町に素敵なローテク看板ありませんか?
ぜひ、教えてください!!!!
釜めしの中から登場することになろうとは、
100万円札も想像だにしなかったろう。
(NEWバージョンで福沢諭吉にヒゲがつきました!)
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