鹿児島に、小粒だけど廃墟があるのを見つけたので報告します。
鹿児島市内から、全然死ななそうな程度、
初級者向けの酷道(国道)19号をぐねぐねと南下すると
小さな橋の上から見える。
景勝地の残骸のような石像が見えて、
なんだろうと思って近づく。
いつも助手席で鼻歌唄ってるだけで、
何の役にも立たない私だが、赤い旗を見つけたよ。
爽やかな新緑の季節と、
まどろみタイムの正午すぎっていう時間が幸いして、
鮮やかだ、という感想しか持てなかったけど、
夜だったら心霊スポットと間違えただろうなぁ。
川の流れにえぐられた、
ダイナミックな石の不思議を飛び越えていくと
観音像に行きついた。
きちんとお供えものもあって、
地域の方々に慕われているようだった。
でも、趣深く朽ちて、まだらになっていた。
観音様の裏手は水の流れが停滞して、
印象的には清らかすぎるけれど沼のようになっていた。
蚊柱がすごかった。
そして、なんだか空気がぬめついていた。
川を挟んだ向かい側に、建物を発見!!
こちらの木にも赤い旗が結んであって、
何の目印なんだろうと思ったけれどわからなかった。
まわりは自然な緑ばかりで、いやに赤い旗が目に沁みたぜ。
丸いテーブルとおぼしきものが等間隔で並んでいた。
きっとここでせせらぎを見ながら、
食事をしたり一服したりしたのだろう。
店内にお邪魔した。
指宿のノレン(てぬぐい)が旅愁を誘う。
コウモリがガッサガサ飛び回っていることと、
コウモリの糞だらけなことを除けば
ウェルカムカムカムな物件だ。
暖色の水玉をあしらったポットが昭和スタイルで懐かしいが、
グラスは現役時代を思わせるかのごとく、
きちっとスタンバイしていた。
壁に貼ってあったお品書きをみると、
定食が1,100円と、結構いい値段だったので
廃墟年齢は浅いのかもしれない。
屋内は調理場オンリー。
お客さんは外で川を見ながら舌鼓を打ったのだろう。
熱帯エリアに生息するオレンジ色の毒ヘビ(猛毒タイプ)だ!
と思ったら、ガス栓のチューブだったよ。
コカコーラの冷蔵庫?キャビネット?がいい味だ。
右側と奥の方にも部屋があるので行ってみた。
右側の部屋。従業員用っぽい。
落書きとかBB弾とかで、必要以上に荒れた様子はなく、
人の訪れない廃墟の落ち着いた寂さしさが感じられる。
奥の部屋には、比較的残留物も多そうで、
ほくほくしながら足を踏み入れたら、
凄い羽音でスズメバチがやってきた。
だから写真もブレました(いい訳)。
慌てず騒がず同行者を置きざりにし、
そっと外に出て、探索終了の旨を高らかに宣言した。
●朽ちた観音像と茶屋の廃墟
鹿児島県某所/2009年8月/丈平あんこ
地元satsumaの高城出版が発行。
コメント(8)
川沿いでこのテーブルの形だったら流しそうめんをやってなんじゃないでしょうかね。
わからないですけど。
そうめん流しですよ
赤い旗は近づいたらいけない川(危ない川)の印です
ここの川はけっこー綺麗でたくさん魚もいて
実際はいい遊び場ですよ(笑)
住所を大体でいいので教えてほしいです
コメント失礼します!
こちらの住所を知りたいです!
コメント失礼します!
こちらの住所を知りたいです!
コメント失礼します。
鹿児島のどの辺りかおしえてもらえませんか?
コメント失礼します。
鹿児島のどの辺りかおしえてもらえませんか?
コメント失礼します。
鹿児島のどの辺りかおしえてもらえませんか?
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