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謎と恐怖の、不思議な秘宝寺を某地区にて発見!!

2012年07月 | CATEGORY : B級スポット | COMMENT(1)

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2006年のある夏の日、
僕は、北関東の人里離れた山間をドライブしていた。
山間に田畑が広がる、
長閑な田舎道を通過しようとした時、
気まぐれに、集落のわき道を走ってみることにした。



背中を丸めた老人が農作業をしている、
日本の田舎のどこにでもあるような風景だ。

途中、僕は潰れたドライブインを見つけて、
車をとめ、付近を散策してみた。

遠くから蝉の声が鳴き響き、
青空には入道雲が浮かんでいる。
少し歩いていると、
ゴツゴツした岩の間を流れる清流があり、
小さな橋が架かっていた。
その先には営業しているのかしていないのか不明な、
小さなホテルがある。

廃墟かな? と思ったけど、
橋の下の清流に集っている、
黒アゲハ蝶の大群に目を奪われ、
僕はそのまま引き返した。

すると、橋のすぐ横に、
奇妙なお寺があった。

僕は胸騒ぎがした。


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お寺の外観が奇妙だという訳ではない。
むしろ一般的だ。
ただ、存在を隠そうとするあまり、
周りとの調和を少しだけ乱し、
不自然な存在感や気配を与えている。
そんな印象だ。

僕はさっそく、お寺の鳥居をくぐり、
正面の扉を開けてみた。
意外なことに、扉はいとも簡単に開いた。

なかには、小さな賽銭箱がポツンと置いてある。
天井を仰ぎ見ると、
真っ赤な蛸が女性に絡みつく奇妙な壁画があった。


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(なんじゃこりゃ・・・)

僕は、自分の予感が当たったことを確信しはじめた。

賽銭箱の奥にはカーテンがひいてある。
僕はいけないことだと思いながらも、
カーテンの奥が気になり、そっと覗いてみた。
すると、カーテンの向こうには、
砂利の通路があり、隠し部屋というか
秘宝殿のような空間になっている。


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これは、お寺の形をした「隠し部屋」かもしれない。


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内部は、暗く狭い通路の外側に、
奇妙な御神体が奉られている。


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怪しげな手書き文だ。
文を読んでみると
「各御神体のさいせん箱は百円丸以外は無効です。
十円、五円では御神燈がつきません」
「十円五円はだめ」と、
100円丸を欲しがっていることが
ひしひしと伝わってくる内容であった。


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「ヒリッピン、マニラ沖の長寿亀雄雌之神」
年令320年。ありがたや、ありがたや。


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奥へ行けば行くほど、
御神体のキワモノぶりが発揮されてきます。


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清々しい、と形容したくなるほどの迷いのなさ。


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壁を隔てて通路をUターン。
逆サイドの展示通路を行くと...
もはや、有り難味のまったく感じられない空間になっていた。


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最高芸術品、と張り紙がある。
...男女が絡み合う日本画や、
愛知県小牧市のたがた神社の宝物に混ざって、
雑誌の切り抜きのようなピンナップが
額に飾られている。


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お寺を後にすると、ちゃっかり扉に、
「若さと美貌の神」宝物展と書いてありました。



 
●謎の秘宝寺
群馬県某所/2006年6月/サカイ


?後日談です?

今日行ったら、この「寺」、
施錠されていました。
そして、ここを管理していたホテルには、
昨年の10月に破産した旨の書かれた貼り紙がありました。
もう、この秘宝館、おしまいかも・゚・(ノД`)・゚・。
自分の目で中が見られなくて残念です。
投稿者: 荒川 | 2008年06月01日 21:13

荒川さん、あのホテル倒産ですか!
実は僕も、廃ホテル発見と思って、
近づいていったのですが、
その時は布団を干していました。
てことは、ホテルと関係ありそうですね、このお寺...。
あー、もうすこし丁寧に写真撮っておけばよかった!
展示の写真はいわゆる東北秘宝館とまったく同じ、
丸出し仕様だったので、
危ないと言えば危なかったですよね、ここも...。
投稿者: 東海秘密倶楽部、酒井 | 2008年06月02日



コメント(1)

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