昭和炭鉱に珍しい商店街の跡が残っているという話を聞き、
今回の探索に出かけることとなった。
北海道でも有数の豪雪地帯であるため、
雪を避けるためにトンネルの中に商店街がつくられたという。
ホッパーの近くに、
ぽっかりと口を開けた隧道を発見した。
これが商店街跡に違いない。
入り口は木の扉があったであろう痕跡が残っていた。
内部に入ると、
真っ暗な中に○○商店と書かれた看板が
軒を連ねていた。
一店舗あたりのスペースは狭いが、
鉱員住宅に暮らす人々にとっては
重要な存在だったに違いない。
閉山に反対する張り紙が数枚あった。
「みなさん 手を握り合って 頑張ろう」など、
閉山時のまま時が止まっていた。
奥は水没し、反対側の入り口は
土砂で埋まってしまっているようだった。
雨風からは守られているようだが、
損傷は激しかった。
床は隆起し、天井は崩落寸前、
かなり危険な状態といえる。
内部に入れるのは今のうちだけかもしれない。
●昭和炭鉱商店街
北海道雨竜郡/2007年5月/丈平あんこ
コメント(4)
ニッポンの廃墟のあとがきに出てましたね。
トンネルの前の川が戦慄です。
トンネルの中に商店ってそんなばかなと思いましたがマジだったのですね。
「ニッポンの廃墟」持っているのにあとがき読んでないのバレバレですよね。
貴重な画像ありがとうございました!
●マツピンさん
「ニッポンの廃墟」あとがき
戦慄の川に流されるシーンは、圧巻ですよね。
文豪も書けないと思いました。
●くまおさん
八画メイドの本は、あとがきとか編集後記とかに、
本文よりも気合いが入ってしまう傾向があるため、
長くて読むのしんどいと思うので大丈夫です(笑)
(イシカワ)
まさに最後の写真から3分後、
寒川遊泳をしてしまいました。
忌まわしい記憶です・・・
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