富山市民なら知らない者はいない、
ラーメン専門店「大喜」。
昭和22年開業の、富山で最も古いラーメン専門店だ。
濃い口しょうゆスープの色が黒いことから、
元祖富山ブラックと呼ばれているという。
なんでもこの大喜、終戦直後、
ドカ弁やおにぎりを持った労働者のために、
濃い味付けでチャーシューのたっぷり入った、
よく噛んで食べるおかずの中華そばを考え出したという。
現在、富山市内に5店舗あり、
私は西町本店におじゃました。
週末ともなれば、行列ができるという話だったが、
私はド平日の夕方に出かけたので、ご覧のとおり空いていた。
店内は、チェーン展開しているお店とは思えないほど、
自由気ままな内装デザインとなっており、
昔ながらの雰囲気が味わえる。
やって来ましたよ、富山ブラック!
私が注文したのは、中華そば小(並)と生玉子。
ちなみにメニューの数といえば、
中華そば 小(並)...700円
中華そば 大...1,000円
中華そば 特大...1,400円
生玉子 ...50円
ウーロン茶 ...100円
サイダー ...100円
ジュース ...100円
と、ラーメン専門店ならではの潔さ。
私の後に入ってきた独身男性風のお客さんなどは、
暖簾をくぐるや否や、「ダイ」とひと言つぶやいただけで、
あとは終始無言で、思いつめたように壁を見つめていました。
メン・イン・ブラック。
......。オヤジギャグもしょっぱいですが、
味つけも相当しょっぱいっす。
特にメンマがしょっぱいです。
食塩の化身のようでした。
味については上手く表現できないのですが、
いわゆる「クセになる味」ってヤツでしょうか。
食べ終えた直後は、もう暫くはいいや、と思ったんですが、
こうして写真を眺めていると、
また食べたいなあと思っちゃいました。
以上です。
●富山ブラックラーメン「大喜」(西町本店)
富山市/2009年6月/サカイ
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