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緊急!!福島エール特集2 福島県いわき市「町の独奏芸術喫茶 ブルボン」(後編)

2011年03月 | CATEGORY : B級スポット | COMMENT(8)

>>中編からの続きです

KASHIOさん(88歳)は、どんどん語る。


KASHIO 「弟子がいる」
 
 
 

KASHIO 「(美術の制作は)女性は飽きないが、男性は3日やると飽きるようだ」
 
 
 

―どこで習ったのかという質問に対して
KASHIO 「独学だ」
 
 
 

KASHIO 「教わってやるより、自分で考えてやる方がはるかに覚えるのが早い」
 
 
 

KASHIO 「公園にあるブロンズ像などを見てインスピレーションを受け、全部自分で考えて作っている」
 
 
 

KASHIO 「手なんか面倒くさいから適当に作っちゃう」
 
 
 

KASHIO 「100均で買った、おはじきやモールなど、何でも使う」
 
 
 

KASHIO 「頭の白い所はウキを使っている。刺さっている赤いのは、ドジョウをつかまえるやつだ」
 
 
 

KASHIO 「女性の顔の作品はモデルがいる。お店のお客さんやモデルさん」
 
 
 

KASHIO 「女性は描くもんじゃない。可愛く描いたつもりでも、これより可愛いと言われる」
 
 
 

KASHIO 「病院の待合室で待っているときに、受付の女性を描いたこともある。嫉妬された。病院の女なんか描くもんじゃない」
  
 
 

KASHIO 「お客さん(女の人)が(作品を)頂戴、頂戴と言う」
 
 
 

KASHIO 「作品を役所とかの公的な施設に寄付して、所長の任期が切れると所長が自分の家に持って帰っちゃう。返してくれない」
 
 
 

KASHIO 「200万(材料費?)ぐらいする大きいやつ、持ってっちゃう」
 
 
 

KASHIO 「詩を書くと必ず、作品が浮かんでくる。昔の人はみんなそうやって作っていた。円空もそうだ」
 
 
 

KASHIO 「円空は素晴らしい。円空は千葉の人だ」
 
 
 

KASHIO 「作曲はギターでする。プロ顔負けの腕だ。しかし喫茶店では弾かない」
   
 
 

KASHIO 「こういうのを作っているときりがない」
 
 
 

KASHIO 「今後手掛けたいテーマは山ほどある」
 
 
 

KASHIO 「テレビで3回流したら、お客さんがいっぱいきた。毎日100人も200人も来た。そのうち東京から来たお客さんは70%ぐらいだった。」
 
 
 

KASHIO 「TVを見て北大の学生が遊びに来た。うちの裏庭でテントを張ってキャンプをしていたので、富山(聞き違い?)の灯台に連れていったりした」
 
 
 

KASHIO 「彼らが帰ってから歌を作った。せっかく会ったのに別れるのがとても寂しかったから、1番から3番まで歌詞が全部サヨウナラになっちゃった。詩とか作曲はさびし~いもの。詩を書くと寂しくなっちゃう。」
 
 
 

KASHIOさんは芸術家らしい繊細な胸の内を
忌憚なく打ち明けてくれた。
随分長居してしまったが、
KASHIOさんのお話はとても面白く、
あっと言う間に時間が過ぎてしまった。
 
 
 

飲酒運転の人にぶつけられて、
耳が遠くなってしまったKASHIOさん。
「車には気をつけて下さい」と
わざわざお店の外まで見送りに来て下さった。
 
 
 

KASHIOさん、
どうもありがとうございました~!
 
 
 

追記

お土産にいただいた「花の人生」は
会社の入り口に飾ってあります。

ありがとうございました。
 
―完― 
 
●ブルボンコーヒーハウス
福島県いわき市/2010年12月/イシカワ
  
   
 
~!!!!募金などができる団体のサイトです~!!!
日本赤十字社
赤い羽根共同募金
募金できる機関のまとめサイト

色んな意見があるけど、
お金があって困ったことは今まで一度もない
という人生訓に照らし合わせて、
募金は悪くないと思ったよ。
詐欺とかには気をつけて振り込んでね。 

もう募金したしっていう人は

積極的に経済活動に参加しよう~!

コメント(8)

堪能させていただきました。

>「公園にあるブロンズ像などを見てインスピレーションを受け、全部自分で考えて作っている」
という言葉にさりげない矛盾がありますが、そんなことは小さなことだと芸術家から学びました。
時々混ざっている萌え画が気になります。

●くまおさん

KASHIOさん、本当に素敵なアーティストでした。

でもいま、いわき市が食糧、ガソリン等不足で、
自宅待機の方はじめ深刻な状況のようです。
報道もあまりされていないようなので、
これを見てるかた、ぜひツイッタ^?でいわき市の状況
(#iwakiで見れます)をリツイートして下さい。

(春吉)

昨年末、喫茶ブルボンに行くつもりでしたが事前に電話するとい「今から出かけるので・・・」と断られました・・・

ですから、私にとってこのレポートは貴重なものとなりました(そしてお伺いしたときに「花の人生」を拝見させていただいたのも)

震災後のブルボンが気になります。

もし、見学できる状況になれば、ぜひリベンジを果たしたいです。

●ほいじんがさん

おそらくブルボンはどんなかたちであれ復興してくれるはず、
と思ってます。
かしおさんの芸術に傾ける気持ちは震災にも負けません。
ぜひ、福島に旅行できるときが来たら行ってみて下さい!

(春吉)

kashioさん(恩歳88歳)面白過ぎます。
萌えイラストは「機動戦艦ナデシコ」のヒロイン、ルリルリでしょうか。

こんな、御老人になりたいです。

●氷村飛鳥さんへ

コメントありがとうございます!
KASIOさんは、すごくパワフルで88歳とは思えない
溢れんばかりの創作意欲でした。

萌え系のものまで、完全にモノにしているのには、
本当にびっくりしました。

(春吉)

昨日 たまたま 導かれるように ブルボンへ足を踏み入れました! このような芸術家KASIOさんのお店とは知らず、店内に足を踏み入れると・・目が点(爆)  
「コーヒーでいいですね」と 半ば強制的に(コーヒーしかないとは知らなかった)注文。なかなか美味しいコーヒーを飲みながら、震災の話に・・・
新舞子のお店は津波の影響でアトリエと店内は、ほぼ壊滅状態。
3月11日は、いやな予感がし平店に居て、津波を免れたとか・・強運の持ち主ですKASIOさん。
地震で壊れたオブジェ達も回復(?)、平店は震災前よりパワーアップしていました!! 恐るべしKASIOさん!!  是非 また 伺います。

ブルボンに行ってから このサイトを見つけました。

KASIOさんさんお元気でしたよ!

●atorioさん

コメントありがとうございます!

さすがKASIOさん、震災を逃れて
さらにパワーアップしてるなんて、本当に素敵です。
胸をなでおろしました。

震災の逃れ方も、素晴らしいですね。
ほんとにご無事で良かったです。
教えて下さってありがとうございました!!

イシカワ

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