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秘境!ホラーハウス湯来

2010年10月 | CATEGORY : B級スポット | COMMENT(10)

  

やばすぎる。

 

朝晩が肌寒くなり、
涼を求めてホラーDVDを借りる必要もなくなった9月下旬、
広島市佐伯区の「ホラーハウス湯来」に向かった。
「夏限定の手作りオバケ屋敷」という何とも香ばしい響きに、
以前から行ってみたいと思っていた。

  

もし1人で来たら確実に迷子になったであろう山道を進むと...

  

やたらとファンシーなオバケ達が出迎えてくれた。

コイツはアレだ...
全く怖くないという概念を一旦うえつけ安心させておいて、
油断した侵入者を想定外の恐怖に陥れるタイプに違いない...!

 

ここでおじさん登場。親切に招き入れて下さった。

「朝方雨が降ったけぇ、もぅ閉めようかと思っとったんょ。
よぅ来てくれた。寒いけぇ火にあたっていき。」

  

このオバケ屋敷、中のオバケだけでなく建物自体も
土建業をされているおじさん達が自らの手で作ったらしい。
真の手作りオバケ屋敷だ!
外にはキャンプ用のイスが並べてあり、焚き火まである。

さらにおじさん、寂しそうに一言。

「ウサギがおったけどなぁ、夏の猛暑でやられて病院行きになったんょ...。」

看板には『ウサギとのふれあいコーナーもあるよ!!』
とあったが、確かにウサギの姿はない。
「病院行きになったその後」のことを尋ねる勇気はなかった。
 

「でも、こっちには魚がいるわ。」

「そのニジマスなぁ、このオバケ屋敷の最終日の打ち上げで
焼いて全部食うんよ。良かったら皆さんも来てえぇよ。」

食われる予定の魚達の運命、
そして私達まで 誘ってくださるおじさんの優しさに
涙が出そうだ。

そんなこんなで一同、いざ、ホラーハウス内部へ!!

オバケ屋敷は、そりゃぁもう、
涎が出るほど戦慄する仕掛けだらけ!!
これから行く方のために恐怖ポイントの詳細は述べないが、

  

~素晴らしいオバケ達の一部を紹介する。

  

やばい。

  

やばすぎる。

   

そんな彼女らも、カメラのフラッシュを当てればこの通り、

   

可憐な美少女に。

  

↑「東京チャーム」という文字盤の発見に一同 、色めき立つ。

  

地面から下半身が生えていたり...

   

唐突にオフィスっぽくなったりする。

  

そんなホラーハウスの素晴らしさに感激しながら、

  

地下から湧き出る天然水と

  

おじさん作のたこ焼き、サービスのジュースをいただいて
この場をあとにしたのだった。

去年から始まったこのホラーハウス、
今年は7/10~9/26の夏限定オープンだった。
毎年夏休みの時期に合わせて開くとのことなので、
皆さんも夏の涼しい思い出に
ホラーハウス湯来のドアを叩いてみてはいかがだろうか。
 

 

●広島ホラーハウス
広島県広島市佐伯区湯来町伏谷1119-393
0829-86-0555
2010年9月/知扇

~!!!!! today's special guest 知扇 !!!!!
素晴らしい行動力で全国のとぼけた名所を巡る、知扇ちゃん。
B級スポットをこよなく愛す女。
「知扇(ちせん)」という
ステキングな名前は自身の雅号(書道の)。
 
 

知りたいよね。

コメント(10)

知扇ちゃーん!!!!!

素晴らしい、素晴らしすぎるレポありがとう!!!!!
物件の貴重さ
写真の素晴らしさ
そして何より丁寧かつ楽しいテキスト

すべてが最高峰だと思いました!!!
オリジナルテイストが溢れたお化け屋敷って、
すごく土着的な香りがして、素敵ですね。

今回は、本当にありがとね!!
第二弾も期待してるねっ!!

僕は自分が広島県民だということをこれほどまでに嬉しく思ったことはありません。
 このホラーハウスは県の重要文化財だしおじさんは人間国宝だとおもいます。
 ツッコミどころが多すぎてめんどくさいです(褒め言葉です)
お化けとうさぎとニジマスがおじさんのなかで完全にリンクしていることに感動しました!!
ビバ!ヒロシマ!!

知扇さん!
どこかで見たなーって思ったら、
ツイッターでフォローさせていただいておりました。
男性の方かと思ってました、勝手に。

タトウィーンにお住まいの方でしたよね!
あれ、笑ったw
砂漠のタトウィーンはヒロシマにあったんですね。

ホラーハウスは、去年から始まった!?
21世紀になってもまだ、
新しく始まるこういうスポットがあるんですね。
スゲーな。

ホラーハウスもタトウィーンもあるなんて、
興味深い地域ですね、ヒロシマ。

湯来ホラーハウスの紹介ありがとうございました。
実は自分は広島でも西側に住んでるのですが
近くまで行った事もあったのに営業時間の関係で行けなかったです。
今年の夏も行けなくてどんだけ歯がゆい思いをした事か。
ターミネーターのようなお化けに心を奪われました。

知扇ちゃんへ

オバケ、まじでやばいね!!
年季の入ったB級感を一年で出せるってすごいよね。
広島には未知の空間が
まだまだ出て来そうで、本当に楽しみです。
また無理にでも頼んじゃいますので
嫌がらないでねー(笑)!!

(春吉)

すばらしいご紹介をありがとうございます!(照)

●サカイさん

私には勿体無いほど絶賛してくださってありがとうございます!

遊園地でも学園祭でも、夏祭りの露店でもなく、
静かな田舎の温泉地に突如現れるハンドメイドおばけ屋敷。
貴重で素晴らしい!と私も思います。
今後も毎年続けてもらえることを祈ります。

私でよかったらぜひまた書かせてくださ?い!

●くまおさん

私も以前は「広島ってなんかイマイチだなぁ…」と思っていたんですが、
ホラーハウス湯来に行ってから広島県民であることを誇れるようになりました!
ウサちゃんが夏バテしてたり、なぜか巨大な招き猫が置いてあったりと、
ツッコミどころは尽きません。
そんな重要文化財級のホラーハウスが客入り不振のために消滅したら悲しいので、
来年はくまおさんも是非、大勢ひきつれて訪問してみてください☆

●遠藤文庫さん

改めましてこんにちは。
精神的乾燥地帯、ヒロシマ在住の知扇です。
カラカラな砂漠のオアシス、ホラーハウス湯来。夏のヒロシマの最強スポットでございます。
遠藤文庫さんの仰るとおり、実は去年オープンしたばかりという意味でも珍しい場所ですょね。
砂漠の蜃気楼みたいになくならないよう、アピールしていきたいです。

●マツピン(タケピン) さん

あ、オバケの彼女達、ずっと何かに似てると思っていたんですが…
ターミネーターだったんですね!!
マツピンさんのお陰で心のモヤモヤが晴れました。
感謝です。
来年はオバケ達とのご縁があるといぃですね。

●春吉さん

コラボ企画、お声をかけてくださってありがとうございます!

自由の国、ヒロシマには掘り出し物がまだまだ埋まっていると思われますので、
またぜひ紹介させてくださいませ。

ホラーハウス、去年完成の出来立てホヤホヤであるという事実は、
実は私もおじさんのトークで初めて知りました。
来年はどんな雰囲気に進化しているのか、今から楽しみです。

知氏のレポと写真はいつも素敵☆
ただ者ではないです、この女子大生は!

広島さいこー!何よりヒトがさいこーです!
かわいいうさぎがスプリンターな身体。
メニュー表にほっこり。癒しも忘れない。
メリハリあるレポだなあ!

ワケさん

これまた勿体無いお言葉をありがとうございます。

看板のウサギが何だかスプリンターであることに注目されるとは、さすがです!
私達が行ったときも、「看板のウサギの足、なんか長くねぇ?」って話題になりました。
癒し系のかわいいペットというより、
ホラーハウスのオバケに恐れをなし、それこそ脱兎の如く駆け出す逃亡者の姿なのかもしれませんね。

確かに分かりにくい場所にありますよね?

今年2回行きましたが、2回とも近くで地元民に場所を聞きましたもの。

1回目は遠路はるばる来たのに「まだ準備ができていない」と追い払われました。

「女子には優しく、野郎には冷たい」典型的な珍スポットオーナーですね(笑)

先月も不在で前回同様看板だけ撮影して帰る羽目に・・・

知扇さんのレポを見て来年こそはリベンジしたいという気持ちになりました!

ほいじんがさん

場所、分かりにくいですょね?。
私達も地元の方に道を尋ねました。

三度目の正直と言いますし、来年はぜひリベンジしてください!
優しいオーナーが出てきてジュースをサービスしてくれたり
打ち上げに招待してくれるかもしれませんよ。

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