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札幌の秘密の花園「レトロスペース坂会館」(前編)

2010年09月 | CATEGORY : B級スポット | COMMENT(0)

こんにちは、イシカワです。
暦の上ではもう9月ですよ。
でも全然涼しくならなそうなので、みんなの体感温度を下げようと思います。
去年の冬のことです。
極寒の札幌に行ってきた。

さて、札幌と言えば、1 水曜どうでしょう、2 スープカレー、
3、4がなくて、5にレトロスペース坂会館だ。

ということで、 
北海道冒険芸術出版の堀氏(添乗員経験あり)に案内してもらい、
現地へと急いだ。

 

この類稀な施設に共鳴した地元のアーティストたちが、
絵とか、看板とか、色々送ってくれるそうだ。

入りましょう。「レトロへ」の入り口です。

  

都築響一氏の『巡礼―珍日本超老伝』(アスペクト)でもお馴染みの、
坂一敬館長、素敵なお姉さんがいるともっぱらの噂であるお姉さん、
あと、おじさま。
出迎えて下さいました。

  

外観の異様さから、内部の昏睡状態を想像していたが、
比較的落ち着いたコーナーからのスタートだ。

  

ローカル色豊かな展示。

  

ローカルキャラも収集されている。
HTB(北海道テレビ)の二代マスコットのひとり、onちゃん。
(もうひとりは大泉洋 by水曜どうでしょう)
展示方法もスマートで、実家でよく見かけるような、
プラスチックの容器としか言いようのないものに入れられている。

  

どことなく松尾スズキ風の人形や、

  

液体が入ったまま保存された、昔の洗剤類。
誰もが一瞬、実家に帰って来たような錯覚を覚えるだろう。

  

そうかと思うと、軍服(?)のようなものもあり、

  

『共産党宣言』や『天皇機関説を爆破して国民に訴ふ』という
勢いのある書籍と、夥しい数の香水という悩ましい組み合わせに、
しばらく時の経つのも忘れてしまうだろう。

  

レトロなものを集めるというコンセプトでは
とうてい収集目録に入らないであろう毛、だ。

同じ世界の住人として選ばれたのは、
「横浜名物シウマイの崎陽軒」でお馴染みの醤油入れ
ひょうちゃんである。
特に意味はないが「大恐慌」という文字が、
なぜだが脳裏をかすめた。

  

宜野湾の彼らとは違い、
非常に楽しそうに踊っていたが、
左端の人は、もう少し髪のボリュームを抑えると
さらに良い踊子になるだろう。

  

あっ、そういうことではなくて...

  

徐々に、大人の空間になってきた。

  

メリーゴーランドや観覧車を彷彿とさせるような
ロマンチックな形状のフォトフレームに
ポルノ写真を入れるという、高度な陳列方法。

  

しなびた温泉に売っているような
いやげもののコレクションも見事である。

後半はアダルトの森の、
もっと奥の方に分け入ります!!

 
 
●レトロスペース坂会館
北海道札幌市西区二十四軒3条7-3−22
011-632-5656
2009年1月/イシカワ

 
 
 
 

もう出版社では品切れみたいです。

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