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宮城県塩竃市の「ほふくマン」

2011年10月 | CATEGORY : 小ネタ合戦 | COMMENT(4)

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昔、友達の女の子が、こんなエピソードを話してくれました。

「買い物に行こうと、自転車に乗ったんだけど、

ずーと、誰かに見られているような視線を感じてさあ」と言い、

「気のせいかなと思ったけど」と続け、

「そうしたら、買い物かごにカマキリがいて、

カマキリの分際で、ずーと私にガンとばしてんだよ!」

と言いました。

 

僕は、その話を聞いたとき、

人間以外の視線(しかも虫の視線)を感じ取るなんて、

見かけによらずこの子は、特殊な能力を持っているんだな、

と感心したことを覚えています。

 

その話を聞いてから長い月日を経て、

ついに、私にも、似たような体験をする日がやって来ました。

前置きが長くなりましたが、

宮城県の道路で渋滞につかまっている時、

車窓の外から誰かが僕を見ている...そんな熱視線を感じました。

しかし、窓の外を見ても誰もいません。

 

おっかしいなあと思い、よーく窓の外、特に下の方をのぞいて見ると...

いました...。

おかしなヤツが。

 

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数々の立体物を見てきましたが、

他に類をみない、独特なポージングです。

 

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ほふく前進をしているような姿勢です。
 
 
 
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この世の全てを悟ったかのような、虚ろな瞳をしています。

この視線に、呼び止められたと思うと、残念でなりません。

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敷地の奥にも、奇妙な立体人形男がいました。

 

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なんとも可愛げのない表情です。

 

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リクライニングでくつろいでいるように見えます。

または、底なし沼とかにズブズブ身体が飲み込まれている...

ようにも見えますが、実際のところよくわかりません。

 

あまりにも不思議だったので、

この2体の人形が置いてある敷地の方にお話を聞きました。

 

実は、この2体の巨大立体人形男2名は、

北仙台のスポーツクラブの建物に、

ロッククライミングする格好で飾ってあったオブジェらしいです。

ほふく前進する姿の男は、地面にではなく、

ビルの壁面に腹をつけて、上を目指していたそうです。

 

腹より下がない男は、屋上からロープで、

ロッククライミングする男(ほふく男)を

引っ張り上げようとしていたらしいです。

なるほど...そう言われると、そんな気がしないでもないです。

6~7年前に払い下げてもらったけど、

これといって使い道がなくて...と、

応対してくれた女性は、

可笑しそうにも困ったようにも思える表情で、丁寧に答えてくれました。

 

そうすると、ほふく男は

「地べたじゃなくて、ビルの壁に登りたいっす」とかなんとか、

私に、メッセージを伝えたかったのかもしれません。

しかし、相手が悪かったようだな。

 

さらばだ、ほふくマン!

 

 

●元ロッククライマーの巨大人形
宮城県塩竃市/2008年8月(初掲載)/酒井
 
 
 

コメント(4)

これはもったいないですね。

是非何かに活用してもらいたいと思いますが、そういう僕も何の活用方法も思いつきません。

とりあえず、あと数年はほふくしてもらいましょうか。

●くまお氏
そうなんですよね。
もったいないと思うけど、実際使い道がないんですよね。
ボクのボロアパートに迎え入れたら、
間違いなく部屋の70%をほふくマンに占拠されてしまいます。
 
でも、世界中のどこかで、
「ほふくマンがいてよかった!!!!」って思われる場所が
あると思うんだけどなあ…。

これ好き。いいね

3.11でなくなってしまったのかなぁ・・

是非生でみたいなぁ・・・。

所有者の方にお聞きしたいですがご存知ですか?

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