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カエルが買える?カエルBOX

2010年11月 | CATEGORY : B級スポット | COMMENT(5)

岐阜市のお隣、山県市内をあても無く走っていると、
いきなり気になる自販機が出現した。
思わず急停車して引き返した。


 

カエルBOX?なんじゃそら。
カエルを無人販売してるのかな?
 
 
 

下に書かれている文字を読んで、はじめて分かった。
ああ、そういうことか。
「買える」と「カエル」をかけていたのね。
 
 
 

「何でも買える」と豪語しているだけあって、
商品のラインナップは幅広い。
というか、特殊。まずはあずき。
 
 
 

お米も買える。ひとめぼれが2キロで700円。
ちょっと札が使いたくなる金額だが、
あくまでも100円玉で「買える」自販機。
これがもち米だったら、赤飯が完成するのに。
 
 
  

この自販機のマスコットキャラクター。
いい味出してる。
 
 
 

2台並んでいる隣の自販機も、ほぼ同じ構造をしている。
 
 
 

こちらは、わらびの表示があった。
 
 
 

同じマスコットキャラクター。
このカエル、いい仕事してるなぁ。
 
 
 

自販機のことを色々聞きたいなぁと思っていると、
所有者の奥さんが登場。
この自販機、なんとご主人によるハンドメイドだった。

アルミサッシを切り出して箱を作り、
磁石を取り付けるなどして自販機を自分で作ってしまったのだという。
お金を入れると開錠され、
商品を取り出すために扉を開けると磁石が外れ、
「あずき」や「わらび」と書かれている板が下に落ちる仕組みだ。

板が下に落ちることの意味を聞くと、
「家の中にいても、売れたのが分かるから。」とのこと。
 
 
 

裏から見ると、板を落とすために重しのペットボトルがぶら下がっていた。
 
 
 

そして、両替機も手作り!
試してみたかったが、もしものことを考えると
500円が惜しかったのでやめておいた。

この自販機、今現在は使われている様子が無かったため、いきさつを聞いてみた。
着想から設計、製造したご主人は、
自販機が本格運用されるのを見届ける前に病に倒れ、他界されていた。
それ以来、ほとんど商品を販売しなくなったという。

これほど立派なお手製の自販機が勿体無い。
そうしきりに訴えていると、
「せっかくそう言ってくれる人がいるんだったら、
何かやらないといかんね」と奥さん。
「見に来てくれてありがとう。天国でお父さんも喜んどるよ。」
とおっしゃって、見送ってもらった。
 
 
 
●カエルBOX
岐阜県山県市平井 岐阜県道91号線沿い/よごれん
 
  

よごれんさん著の酷道本、必携です!!!

コメント(5)

ほほえましくて、ちょっと泣けちゃういい話ですね。
明治の夜明けを前に逝ってしまった、坂本龍馬のような御主人です。
最近私の田舎では、無人販売所の盗難事件が相次いでいるので、ペットボトルのからくりをくわしく教えてあげたいです。

素晴らしいレポでした。
持ち主とコンタクト出来たことも良かったです。
この自販機を見ていると、人間その気になれば何でもできるんだなと感じます。
おばちゃんの着ているちゃんちゃんこにアメフトのヘルメットのプリントがしてあり、おばちゃんの飾らない人柄が微笑ましいです。

よごれんさーん!!!

八画文化会館、初登場ありがとうございます!!
廃墟、酷道、THE現場、以外のユル目テキスト、
久々に味わわせていただきました!!

しかも、素敵な自販機ですね。
自販機を手作りで作ろうという発想自体凄いし、
実はエコ仕様になっているのも素敵ですね。

きっと夏休みの自由研究とか得意だったんだろうなあ!

それにしても、まさかよごれんさんが、
こんなにもほのぼのしたネタを書くなんて、
ちょっと不思議な気がしました!!

みんなのコメントのレベルがどんどん上がっているので、
必死に画像を大きくしたりしてみましたが、
一枚目の写真で、すでにおばちゃんが登場しつつある、
ということしか発見できずに、残念です。

ほんとに、消防車よりも早く、現場に駆け付けている姿の
イメージが強かったので、
なんてはばひろな守備範囲だろうと思いました。

あと、文ちゃん久しぶり!!!
館内で話題だよ、文ちゃんが失踪したんじゃないかって。

(春吉)

自販機もエピソードも素敵ですね。
両替機の機構も気になるところです・・・。

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