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人類総ザンゲの日を休日に制定せよ! 原爆ザンゲステッカー

2010年08月 | CATEGORY : 小ネタ合戦 | COMMENT(2)

夏のヒロシマは暑かった。

この貼り紙を見よ。
広島市内の壁々には、
被爆国首相への命令が、
千羽鶴の祈りとともに貼られている。

かなり色々な場所にぺたぺた
貼られているのを見かけた。

キリスト看板の
「悔い改めよ」とは
比べ物にならないリアリティーがある。

あまりの暑さに呆然としながら、
むかし、新宿西口の雑踏の中で見かけた
青年のことを思い出した。

広島のために千羽鶴を折ってくれ、
と道行く人に声をかけていた。
あまりにも真剣な面持ちだったので、
思わず、鶴を折ってしまった。

しゃがみこんで鶴を折っているあいだ、
募金でもなく、署名でもない、
鶴を折るということに、
どういう意味があるのか考えてみたが、
よくわからなかった。

青年は、熱心に目を光らせて
「毎日仕事が終わってからここに来て、
鶴を折って下さいと呼びかけている」
といい、私の折った首のひしゃげた鶴を受け取った。

別に悪いことをしたわけでもないのに、
妙な居心地の悪さを感じて、
あと通行人の多大な無関心と好奇の目で、
自分の半径1メートルが真空地帯のようになってしまったので、
そそくさと立ち去った。

人類総ザンゲの日制定を求める
熱い魂に触れて、
ふと、そんなことを思い出しました。

 
 
 
●原爆ザンゲステッカー
広島県広範囲の壁/2010年07月/イシカワ

 


 

『連夜の街』(旧赤線跡の写真集)などで有名な
女性写真家・石内都さんの被爆遺品写真集。

コメント(2)

たまにはこういふ濃い記事もいいですね。

その日を振り返るのは大切な事ですよね。

>廃墟マンさん

コメントありがとうございます!
こういう記事にコメントいただけると思わなかったので、
とっても嬉しいです。

一年に一度ぐらい黙祷する日があってもいいですよね。

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