恵那の偉人、「恵那象園」の今井 慶彦氏を取材
B級スポット, 終末観光 | 2011.08.11
岐阜県は恵那市に、象をこよなく愛し
オリジナルの象園を作った偉人がいる
という噂を聞き早速調べてみた。
yahooで検索してみる...
「恵那象園」ヒット件数3件...
(※2006年6月当時です)
しかも、個人宅のため詳しい場所の説明などは一切なく、
さすがに手探りだけで恵那まで行く勇気はなく、
取材を断念しようとしていた......。
しかし、奇跡は起きた!!!
とある掲示板に、「恵那象園の情報を求む」
と書き込みしておいたところ、
恵那象園の管理者でもある
「今井 慶彦(いまい よしひこ)」さんに見ていただき、
直接お返事を頂いて今回取材できることになった。
そして...
田舎道を走ること数十分。
のどかな村道に、元気に手をふるおじさんがいた。
そう、今井さん本人だ!!!
早速、車を降りて今井さんの所に駆け寄ると、
自慢げに彼は、広い駐車場を指差した。
「あれが俺の象園!!!」
その先の広々とした駐車場の中央に
手書きで「恵那象園」と書かれ、
イージーな檻に小さな象がいた......
以前、動物に関しては、大内脇山動物園の事もあったので、
少しいやな予感がしたが、案内されるままに近づいてみると、
小象は、とてもよくできた作り物。
「昔は、恵那 花子(象の名前)動いたんだけどね~今は、動かなくなっちゃった。」
必要以上に驚く私を見て、
「実は、まだあるんだよ。」と僕の肩をたたき、
次は自宅に案内するよ!!!
と足取り軽く僕を「今井ワールド」に引き込んでいった...
自宅付近の倉庫に案内された私の前には、
大きな木彫りの象が4体飾ってあり、
その象には、「湯河原太郎」という名前が付いていました。
名前の由来を尋ねると、木彫りの象は、
湯河原に実家を持つ空手家で有名な、
「大山倍達」(つのだじろうが書いた空手バカ一代のモデルになった人)が、
もともと所有していたものであり、
オークションで親族から手に入れた貴重なものだ
と自慢してくれました。
象に関する本などのコレクションが、
少しだけ並んでおり、少し寂しい感じでしたが、
実際に足を運んでみると、
「この人は、本当に象が好きなんだな~」と改めて感心させられます。
すごく楽しみに行ってみると、
少しだけ期待はずれな感じになってしまいますが、
世の中には、「象好き」が意外にも多いと聞きます。
特に今井さんの象好きに関しては、
家に招かれて聞かされた1時間位に及ぶ話でよく分かりました。
また行きたいです。
●恵那象園
岐阜県恵那市/2006年06月(初掲載)/舟橋蔵人