峠の「アンテナ廃墟」そのとき、イルの手は震えていた
廃墟大図鑑, 心霊・ミステリー廃墟 | 2010.11.11
こんにちは、イルです。
かつてロバート・キャパという戦場キャメラマンがいたのをご存知だろうか。
戦場での恐怖から「そのとき、キャパの手は震えていた」
と発表されたブレた写真があります。
今回、私の写真がブレブレなのは
適当に撮ったからではなくあまりの緊張感からの震えです。
その臨場感と共にお楽しみ下さい。
石川さんとゆく岡山県の旅の締めくくりとなったのはこの廃墟。
峠の途中に不気味に建っています。
大量のアンテナが不気味におっ立っています。
何を受信しているのだろうか。
CSだろうか。
よく見るとフライパンも紛れています。
「英数」と書かれた看板も掲げられています。
誤って中高生が入ってしまわないかが心配です。
ここからアプローチをします。
もう恐怖でブルッブルに震えています。
タイヤがたくさん積んであります。
この種類のタイヤはトラクター用です。
壁には交通安全の看板が張り付けてあります。
長辺3メートルくらいの看板も張り付けてあります。
どうやって持ってきたのか気になります。
いよいよ建物の中に入ります。
ドアはどこかから持ってきた男子便所の扉です。
中です。
フラッシュをたけばブレません。
生活感があります。
自転車です。
ストーブもあります。
不気味な人形がぶらさがっています。
多分もう誰も住んでいません。
蚊の量が物凄いです。
顔が変形するぐらい刺されました。
藁です。
建物の裏に出る扉がありました。
建物の裏に出ると草むらの中にアンテナが二本立っていました。
気味の悪い廃墟でした。
焼肉屋の看板も出ていました。
腹をすかせた一家が誤って入ってしまわないかが心配です。
●峠のアンテナ廃墟
岡山県/2010年9月/イル・カポネ