2011年の春ごろを目指して、
『八画文化会館vol.1 特集:終末観光』
という不定期刊行インディーズマガジンを立ち上げるべく、
目下鋭意作成中!!
というわけで、むかし『ニッポンの廃墟』を作っていたころに、
とても人気がなかったというコーナー
「ローカル出版としてメシが食えるか」が突然復活します。
少数精鋭のわりに非常にとろくさい、わが編集部は
本を作っているときには、忙しい
という非常に当たり前のことを、
なかなかクリアできないまま、このように
突然、編集部日記的な企画が立ち上がります。
週に1、2回はこういう、編集してる人のあれこれ
(しかもまとまりなく不完全)
というだらしない記事が入ると思うけど、許しておくれ。
「ローカル出版としてメシが食えるか」は、
とんがりすぎて、取引先にお叱り受けたりしたようなので、
「ローカル出版としてメシは食えない」
にして、もっと過激にしようかと思ったけど、
今回は穏便にいこうと思うよ。
タイトルなんて社内報にしようかっていきおいだよ。
日記だから仕方ないけど、いきなり自分の話するよ。
とりあえず初回なので、自己紹介です。
2010年の6月、ちょうどこのブログが立ち上がったときに
八画出版部に移籍してきたよ。
そのまえは、ジュンク堂新宿店のふるさとの棚
っていうコーナー担当の書店員でした。
ローカル出版社の本とか、インディーズの商品を扱っていて、
牧歌的な名前からは想像しづらいと思うけど、
タコシェさんとか、模索舎さんから
グレードを5段階ぐらい落として、
ローカル色を足して、間違った方向に
舵を取ったような棚だったよ。
ふるさとの棚は2008年のはじめにできて、
一発目のフェアで「ニッポンの近代化遺産」
っていうのをやったんです。
これは『ニッポンの廃墟』をぱくったわけじゃなくて、
偶然。
フェア台が広すぎて、近代化遺産だけじゃ埋まんなかったから、
廃墟もやろうと思って選書してるときに、
初めて八画出版部(当時はインディヴィジョンで、
サイトは東海秘密倶楽部だったけど)に出会ったよ。
ふるさとって田んぼとか、自然が豊かとか、名産品とか
なんかそういう感じじゃない、言葉のイメージとして。
でも、そういうステレオタイプな地方像とは
違うことをやりたいなと思って。
あと地方の現状「過疎」=問題視っていう
お決まりの社会派な切り口じゃなくて、
過疎→廃墟→楽しんでる人たちがいる
っていう、そういう路線でやるために、
東海秘密倶楽部(当時)の酒井氏に声をかけて
直販商品(ワンコインとか廃墟CDとかね)を
置かせてもらったんだよね。
その後、ごっそり出てきた『愛知県漂流』を
販売させてもらったりね。
(※いまでも5号、7号は売ってるから、
欲しい人は電話でジュンク堂新宿店に在庫確認してください。
ふるさとの棚に置いてあるって言わないと、
ないですって言われると思うので気をつけてね。
03-5363-1300)
ローカルであることと、インディーズであること
っていうのを旗印にやってたので、
今思うと、本屋と編集部で、やってることは違うけど
進んでく方向はずっと同じなんだわなぁと思います。
で、「東京で本つくるから一緒にやんない?」
ってことで、いま、こうして
雑誌みたいなものを作っています。
もう3ケ月ぐらい二転三転しながら
台割書いたり、ラフ書いたりしてます。
現段階でのイメージは、
特集の「終末観光」のページは、
廃墟や、廃墟じゃないけど廃なものの持つ
寂れた魅力をビジュアルメインで紹介しつつ、
定番のページは『愛知県漂流』みたいな
バカバカしさ全快でいこうと思ってるよ。
というわけで、今日も1日がんばります!!!